フクアリの奇跡 生き残ったのは俺達だ! [Football]
5/6の埼スタ、あの絶望から、ずっと僕の心を支配していたいいようのない不安感。ミラーが来て、戸田や深井が来てつかの間5連勝で夢を見たけど、10/26のナック5から、マリノスに打ちのめされ またどんどん大きくなってたそれが、ようやく消えました。いいようのない安堵感、平穏、「(曜日で言うなら)穏やかな日曜日だね。」を今まさに過ごせています。では、12/6を振り返ります・・・
12/6(土)運命の朝を迎えました。こんなに緊張したのはナビスコ決勝のあの朝以来かも。あの時は初タイトル、今回は残留争いか。キックオフは14:30。最終節は全会場同時刻開催です。残留条件はとにかく自分達がまず勝つこと、そのうえで磐田、東京Vの両方が敗戦なら残留、○●なら入れ替え戦、どちらかが負けてもらわないと入れ替え戦の目もありません。
9時過ぎに自宅出発。後から来る次男君達とあわせて自転車で行かないと行けなかったのだがバスに乗ってしまう。おまけにタオマフも忘れている(これは後で届けてもらいました)
なんかフワフワしてしまってる、落ち着け自分。フクアリ到着は10時ちょい前ですが、すでにバック側優先入場の並び列は南側チケット発売所前まで達しています。後でわかったことだがこの日の入場者は17、152名、残留争いでもどんどん観客が増えていくってどういうこと?しかもみなさん0-3で負けてても最後まで応援やめないし、ブーイングしないし。
11:20からサポーターミーティング開始。この日は三木社長も参加。細かい伝達事項なし、最後は社長のリードでWIN BY ALL!
毎度のことながらFC東京サポーターの皆様はグルメですな。場外のサマナラに長蛇の列ができておりました。ソーセージ盛も同様の列でした。
クリスマスバージョンのジェフィに癒されつつコンコースをうろうろ。毎年最終戦のこの時間は、ああ、今年もシーズン終わりか、などと感慨に浸ってるものですが今年はそんな気になれませんな。
ピリピリ、ドキドキ・・・・
そんなとき、メインスタンド入り口付近で腰の低いおじさん発見。三木社長です。入場する観客一人ひとりに声をかけてたり、サポーター一人ひとりと握手、そしてこんなステッカーを手渡してくれたり。
こんな社長のいるクラブならJ2だってどこだって・・・いや、いかん、今日勝ってこそ、今こそ!WIN BY ALL!じゃん。
スタメンメールを見て驚きました。
GK 櫛野、
ボランチ 工藤、戸田
正直、ここ数戦の下村の出来はよくなかったし、これもありかなと思います。GKのほうはびっくり。岡本が悪かったというかというと?ですし、でも2試合で6失点したのも事実だし。ま、ツキを替えるということか。
この日もアツイゴール裏。
私達のSA自由。いつもは座って応援、という人が多数なのですが、この日は開始早々から立ち上がって戦います。
ですが、前半39分にCKからカボレに決められます。前半終了で0-1。まだまだ、いけるぞ。
後半はゴール裏へ移動。でも8分、長友にミドル決められて2点目。
さすがにこの瞬間凍りつくフクアリ。でも最後まであきらめない子に育ってんだからな、こちとら。まだまだ。(正直に告白すると内心では一度あきらめました)
でも、後半29分、新居がやってくれた!まず1点。
そして直後、谷澤が。良太からのクロス、巻が胸で落とす。ここへボールをくれと手を挙げてアピールする谷澤。その瞬間、シュートコースが見えました。
ここへ打て!ヤザワ!
よっし!2-2だ。勝てるかも勝てるかも勝てるかも。
その瞬間はあっさり来ました。レイナウドが今野に倒されPK。あれ、6月の味スタでもあったなあ、あのときは外してたんでは・・・
でもこのときは なんだか絶対入ると思えてました。そして入った。3-2。
もうゴール裏は狂喜乱舞。だれかれかまわずハイタッチ、抱擁。
こんなウソみたいな展開ありか?
そして夢のような4点目が入って、ロスタイムもしのぎきって試合終了、4-2の大逆転劇。
選手整列後、ビジョンに東京Vの試合中継が。東京Vの選手達がうなだれている。憲剛のミドルが決まって0-2。
磐田は磐田は、携帯は通じない。そりゃそうだ、このスタジアム内だけでも何百人が同じことをしてる。
そして谷澤のヒーローインタビュー中に吉報が。
「東京ヴェルディ、ジュビロ磐田ともに負けました」
いやっほー 残留だ!
ウソだろ、こんなに上手く行くことってあるのか。
入れ替え戦のチケット無駄になったぞお。(お金払ってませんので無駄とはいいませんが)
アメグレを歌う。泣けてきた。大いに泣けてきた。
最終節のセレモニー。社長が「皆さん!ほっぺたをつねってください」「夢ですよ夢」「痛いですか?」「痛ーい」「痛いですか?」「痛ーい」「こんなシナリオがあったんです」「まさにここにいる全員の皆さんにいただいたシナリオです」楽しいぞ。
で、ゲームキャプテン巻に挨拶の指名(DJガマちゃんグッドジョブ)
「僕らにはこの黄色いサポーターがついていました、いつも」
泣かせるなよ、巻。
場内一周。
アレックス・ミラー監督。ありがとうございました。
来年も指揮をとっていただけるんですね。よろしくお願いします。
でんぐりです。選手みんな、スタッフもでんぐりです。
この後、谷澤の「俺達!JEF」やら良太の「バンザイ」やらミシェウのよくわからんパフォーマンスで盛り上がり、オブラディで右へ左への超楽しい時間を過ごします。
今回の残留争い、何度も何度もあきらめかけました。
そもそも11試合で勝ち点2。勝利ナシ。レッズ戦では試合中に鳥カゴやられました。そこからミラー・澤入体制になり、初勝利、連勝。でも中断期間に入ってしまい、その後の東京V戦、札幌戦での2試合連続0-3の完敗。その後新潟で盛り返し、鹿島にあれよあれよの快勝、9月から怒涛の5連勝!名古屋にも浦和にも快勝。でもまた中断期間。その後は新潟と分け、大宮にやられ、この日まで勝ちなし。振り返ると今年は中断期間にツキを阻まれましたねえ。でも、首の皮一枚残った。(岩政サンキュー)
そしてウソのようなシナリオで逆転残留。
ああ、面白かった。サッカーって面白い。
来年は違った意味でドキドキさせてくれよジェフ。
おめでとうございます。
「シナリオのないドラマ」の素晴らしさですね。
そのドラマの脇役・ヴェルディはどうしようもないですね。
身売り話も出てますが、それくらいの荒療治がないと
復活は期待できませんね。
by かつお (2008-12-07 19:15)
まさに、ミラクル!やりましたね!
テレビでの途中経過に目を疑っていました。スタジアムはもりあがったんでしょうね。
とにかく残留、おめでとうございます。
by PROJECT121・さとう (2008-12-07 19:49)
凄い試合でしたね。来年もフクアリに伺います。
ピーナツソフト美味しかった!
巻は素敵な選手ですね。
ではでは!
by 秀風 (2008-12-07 20:33)
かつおさん>
うそだろ、うそだろ、うそだろ。
という数時間でした。こんなにいいほうにいいほうにことが運ぶことってあるんだな。
by urayasu_papa (2008-12-07 20:56)
さとうさん>
いやぁー、あるもんですね、奇跡って。
この目でその場で見られてこんなシアワセありません。
ありがとうございます。
by urayasu_papa (2008-12-07 20:57)
秀風さん>
今回はお会いする余裕なくってすみません。
巻はですねえ、いい選手というか、僕から見たら息子です。
初ゴールも、W杯選出も、今回の残留争いも。
今年降格したら巻がどこかへ行ってしまう、それが今回の降格の一番の不安でした。
入団のとき、オシムがご両親に聞きました。
最後まであきらめない子に育てましたか?
はい (ここできっぱり言えるご両親も立派ですね)
ならば、私は責任をもって育てます・・・
そういう子です。
by urayasu_papa (2008-12-07 21:03)
本当におめでとうございます!
降格しなかったって事は、
神様がJ1にふさわしいチームだと認めたという事です。
奇跡ではありません。必然だったんです。
サポーターを含め、素晴らしいチームだと思います。
ウチも必ずまた同じ舞台に立てるよう
チーム・フロント・サポが共に精進しなければ!
…と意を強くしました。
by 蔵三 (2008-12-07 21:46)
すごい試合でしたね。
後半30分くらいから夢のような展開で、
ほとんど訳分からない状態で応援してました。
FC東京戦は何かが起こることが多いので0-2に
なっても何か起こるんじゃないかと思って待って
いましたが、後半も残り15分位になって正直
もう駄目かなって思っていたところでの連続得点
だったのでものすごく興奮しました。
逆転で勝てただけでも大興奮だったのに、更に
ヴェルディ、ジュビロの敗戦で残留が決まって
更に興奮。。。たぶん興奮度合いからすると、
ナビスコ初優勝の時を越えていたと思います。
叫びすぎて今日は声がでません。。。。こんなのは
初めてです。。。
来年もミラー監督の下、いい試合してほしいですね (^^)
by yulsega (2008-12-07 22:34)
えーと、何とコメント書いて良いのか悩みますが(爆)
とにかくおめでとうございます!!!!
でもま、あそこまで露骨にやらなくてもなぁ(核爆)
by かつぽん (2008-12-08 12:21)
蔵三さん>
>神様がJ1にふさわしいチームだと認めたという事です。
>奇跡ではありません。必然だったんです。
過分なお言葉ありがとうございます。
今日も喜びをかみしめております。
by urayasu_papa (2008-12-08 23:50)
yulsegaさん>
はじめまして、ですよね。コメントありがとうございます。そうですね、ナビスコ優勝のときよりも興奮しました。あのときのほうが冷静でした。巻のPK決まった瞬間は超興奮しましたが、今回は同点くらいから、なんだかわけわからないくらい興奮しっ放し。
by urayasu_papa (2008-12-08 23:56)
かつぽんさん>
いやあ、借りができました。おおきい借りが。
by urayasu_papa (2008-12-08 23:57)
他サポですがお邪魔します。
どんなに頑張っても、信じても、諦めなくても、奇跡が起きるとは限らない。
それでも、最後まで頑張って、信じて、諦めない人にのみ奇跡は起きる。
そんなことを、ジェフの残留を見ながら強く感じました。
巻選手は、ジェフの宝ですね。うらやましいです(笑)。
うちにも、あれだけ真摯にチームのために頑張る、サポのことを考える選手がほしいです。
ともあれ、おめでとうございます!!
私自身、評判のよいフクアリにまだ行ったことがないので、
私が行くまではJ1に残っててくださいね…!!(笑)
by 奈桜 (2008-12-09 22:14)
奈桜さん>
はじめまして。
巻が入団したとき、当時の監督イヴィチャ・オシムはその御両親に新加入選手会見後の懇親会でこう聞きました。
あなたは、息子さんを「最後まであきらめずに走る子供」に育てましたか?
もしそうでなければ期待をしない方がいいでしょう。
もしそうなら、私が責任を持って育てます。
この質問にご両親、自信をもってきっぱり「はい!」とお答えになったそうです。その後2006W杯の選手に最後に選ばれた後の報道フィーバーでご両親が紹介され、なるほどなあ、このご両親ならそういうわ、と感心した記憶があります。
最後まであきらめなければ夢はかなう。それを身をもって感じたのが巻誠一郎だと思います。リフティングもまともにできない、利き足は頭といっていた男がレギュラーを獲り、ナビスコ決勝でPKを決め、日本代表になり、W杯に行け、ブラジル戦で先発・・・
巻は監督が、クラブが、サポが育てた選手だと思ってます。
だからこそ、主力が流出した今季も残ってくれたのだと思います。
奈桜さんは、どこのサポでしょう?桜?
お待ちしております。フクアリで。
by urayasu_papa (2008-12-09 22:46)