のぼうの城 電子書籍から映画へ [気になったものアレコレ]
amazonの電子書籍Kindleストアを試すつもりで購入した本。歴史小説はちょっと苦手で(日本史が苦手だったから)あまり読まないのだが、11/2に公開されるという映画の予告編を見てちょっとおもしろそうに思えたんで購入。
いやぁ~おもしろい。お話は埼玉県行田市にあった忍城(おしじょう)をめぐる豊臣秀吉軍、石田三成と のぼう様こと成田長親の戦いの話。あっという間に読了。
読むきっかけになった映画のほうも見たくなり行ってきました。本ではいまひとつ伝わらなかった周辺の人物達がいきいきと描かれていてこれまたおもしろかった。わりと本に忠実に映画化してあって決めの台詞はつい一緒に行ってしまったりね(笑)
のぼう様役の野村萬斎もよかったですね。田楽踊りのシーンなんかはこの人しかあり得ない配役でしょう。
もうひとつ、上地雄輔が演じた石田三成。三成って関ヶ原の西軍総大将ってことしか知らなかったけど、この本と映画で気になる人物になりました。天下人秀吉のそばにいて備中高松の水攻めで莫大な兵力と財力で勝つ戦を見つつも「人と人は利でつながるだけではない」と思う三成。忍城の戦いに名目では勝ちながらも実質敗れ、自分に軍略才はないと感じつつも自らの所領の半分を割いてでも武辺に優れた者を部下に天下一の対戦を指揮することを誓う三成。もう少し他の本を読んでみたくなったぞ。
2012-11-03 14:02
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