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次世代DVDについて思う format戦争 [気になったものアレコレ]

先週土曜の夜、翌日に迫ったマラソンの最終調整に出ようかというとき、NHKのニュースで唐突に流れたのが「東芝HD DVD撤退で調整」。裏事情はこちらの記事にあるようにいろいろありそうだが、要するに2002年のBDフォーラム設立から5年、製品発売から4年、両陣営ハード発売からは約2年で今回のformat戦争は終結したということ。2004年のCEATECでの両陣営の試作機をブログでも書いたりしていたが、その時点では、その後登場するPS3であっさりカタがつくと思っていたのだがPS3の思わぬ不振で長引きそうな気配になっていました。東芝陣営には負けたら土下座するとまでおっしゃる藤井さんという方もいていろんな意味で注目されておりました。が、急転、ハリウッド勢の雄、ワーナーがBDへ転向したのをうけて決着へ。東芝からすれば「まさか」のワーナーショックだったようですが、そういう東芝さんもかつてのVHSvsベータの時にはベータ陣営からVHSへ転向し趨勢を決める動きをしています。

いくつかのformat戦争をまとめてみました。(赤い部分が戦争での敗者)

どこも勝ったり負けたりですねえ。この手の話が出るといつも引き合いに出されるS社もわりと勝率はいいようです。M社もDCCとかではあっさり負けているし、T社なんかDVDくらいしか勝ってない。さらに、ここにある規格のほどんどがもう過去のものになっているのもわかります。消耗戦的な規格争いをして、最初の数年を戦い、その後6~7年はいい商売できるけど結局次に規格の争いへというサイクルを繰り返しているのはどうかなと思います。技術者同士で規格統一をさせようという構図がよろしくないんでしょうなあ。今回の次世代DVDでもさきほどの藤井さんとS社の久夛良木さんが規格統一に動いた会談というのは見てみたかったです。実は二人の間では規格統一で合意し握手したらしいんですね。その後交渉は不調に終わり、分裂へということらしいです。

そう思うと1980年代初頭からいまだ現役のCDってすごいですね。

 


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