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遠距離通勤のお供 読書編 [遠距離通勤]

6/1から遠距離通勤族の仲間入りをしました。といっても火曜日は都内の別オフィスへ、木曜、金曜は出張とまだ二日しかまともに通ってませんので長時間乗車の退屈とは無縁なのです。でもいずれくる暇をもてあます車中の時間のために「遠距離通勤のお供」を用意しておきたいと思います。思いつくままに読書、ワンセグTV、音楽、ゲーム、仕事(メールとか)、ブログ作成・・・・今回は読書編。

単行本でドンってのもいいのですが、さすがにかさばります。いくつかの拠点をまわる仕事生活なのでPCをいつも持ってることを考えると文庫本2冊くらいが限界でしょうか。(毎週火曜には週刊サッカーマガジンも買っちゃうし)

最近はミステリー、企業・経済小説系にはまっています。

異端の大義〈上〉 (新潮文庫) 楡周平 異端の大義〈上〉 (新潮文庫)  

シリコンバレーからの帰還―。世界有数の大手電機メーカー・東洋電器産業の高見龍平は、米国の半導体開発部門撤退という大任を果たして帰国した。長い海外勤務から戻った彼の目を驚かせたのは、創業者一族とその取り巻きによる恣意と保身の横行。入社同期で一族に連なる人事本部長へ直言するが、それが仇となる。高見は、工場閉鎖という過酷なリストラ業務を命じられてしまった。

てなお話ですが、 グイグイとストーリーが展開、すっかり主人公に没入都合のいい設定もありますが2時間ドラマをみるように楽しめます。ほかに 再生巨流 (新潮文庫) とかも楽しかったです。 今はこれ、Cの福音 (角川文庫) 朝倉恭介という主人公のシリーズものだそうです。以前はシリーズものというだけで時間がない、と敬遠してましたがこれからはどんと来いです。

 

オレたちバブル入行組 (文春文庫)

もう少し緻密な設定なのが オレたちバブル入行組 (文春文庫) 池井戸潤。

大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべての責任を押しつけようと暗躍する支店長。四面楚歌の半沢には債権回収しかない。夢多かりし新人時代は去り、気がつけば辛い中間管理職。そんな世代へエールを送る痛快企業小説。

作者は私と同年代。バブル入行組の渋くせつないシーンも。ちょっと身につまされますが最後は痛快なお話。もう一冊のシリーズ オレたち花のバブル組 がまだ文庫化されてないのが痛い。でも もう一冊 株価暴落 (文春文庫) もおもしろかったからこの作者もチョイスしておきます。

企業小説といえばこの人、高杉良。ワタミの渡邊美樹社長の実名小説 青年社長〈上〉 (角川文庫)は日経ビジネス連載時から楽しませてもらいました。 この前は ザ エクセレント カンパニー 新・燃ゆるとき (角川文庫) を読みました。そして遠距離通勤開始の栄えある第一冊めはこちらでした。

不撓不屈〈上〉 (新潮文庫)

不撓不屈〈上〉 (新潮文庫)

権力は、抗う者には容赦なく牙を剥く―。税理士・飯塚毅は、中小企業のためにとった税務手法を否定され、当局を相手に訴訟を起こした。だが、横暴な大蔵キャリア官僚は、それを許しはしない。メンツのためだけに、飯塚の顧客へ理不尽な税務調査が行われ、さらに彼の事務所には検察の捜査までもが及んだ。それでも男は権力と闘いつづけるのか。生きる勇気を与える、実名経済小説。

うーん、身が引き締まります。 仕事をするとは何かを考えさせられます。深い。

今日はひとまず、ここまで。 

 


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