拝啓 巻誠一郎様 [Football]
勘酒
勧君金屈巵 満酌不須辞 花發多風雨 人生足別離
この杯を受けてくれ どうぞなみなみ注がしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ
(『厄除け詩集』井伏鱒二)
いい出会いをしたと思う。
君を見ていた7年間を思い出している。
力をもらった、
最後まであきらめない、ということ、あきらめなければ夢はかなう、ということ。
ありがとう、巻誠一郎。
巻誠一郎の7年間を振り返る 2003年 2004年 2005年・・・(作成中)
巻誠一郎 2005年 [Football]
いよいよ覚醒の年、2005年。
おっとその前にこの年からJEFユニ&シーチケ購入、正直誰にしようかと迷ったユニ。阿部ちゃん?でもなんとなくコイツオレが見ててやらなきゃと思わせたのが18番。2月のファン感謝デーで早速サインをもらったよ。 これから浮気せず18番ユニ買い続けたんでうちのJEFユニは全部18番、来年はどうすんだよ。
でもってシーズン、開幕戦はビッグマウス本田圭祐が挑発してきたグランパス戦。後半44分、巻の同点ゴールで意地をみせた。
そして18番ユニでA自由席の僕に見せてくれた最初のゴールは3/12の柏戦「で、試合は巻のBeautifulゴーーーールで先制!18番ユニ&タオマフのサポーターとしては誇らしかったぞ。」なんて当時の僕がブログに書いてます。 この頃は開幕から3試合連続ゴール。右サイド水野からの鋭いクロスに巻の頭!というシーンが思い出されるのが4/28のガンバ戦。
そして7月、ついに代表選出。東アジア選手権。7/31の北朝鮮戦でデビュー(写真は第2戦のもの手前、そして奥がだれかはわかりますよね)ただ、この代表はB代表的な意味合いの選出だったからなあ。これでW杯という感覚はまだなかった。
そうそうこの年は、ナビスコ。予選リーグでも巻は活躍。5/28の柏戦@日立台は5-1で快勝。今思い出しても楽しかったアウエーベスト1(迷うもう一試合は2006年の鹿島戦4-0でも、ここでは巻がゴールしてないからなあ)
準決勝の初戦、雨の駒場。体ごと飛び込んだ先制ゴール。手?という気もしたが、気持ちが押し込んだゴール。
「1点目は阿部がゴールに向かっていいボールを蹴ってくれたので、体で押し込みました。ボクらしい泥臭い得点だったと思う。」
2点目も決めてくれた。この試合3-1で快勝。決勝進出が見えた!
この年はリーグで12得点、ナビスコ4、天皇杯1で計17得点と大ブレーク。臨海&近場アウエーの巻ゴールはほとんど見てきたが、見るに見れなかった試合もあったなあ。地震で足止め、携帯サイトで巻の決勝ゴールを知った川崎戦。 「昨年より多く試合に出ているなかで、落ち着いたプレーもできるようになってきた。なによりゴール前でプレーできる時間が増えたことが、今の得点数につながっていると思う。」
もうひとつ2005年といえば、フクアリ開場。待ちに待った我らがスタジアム。巻の初ゴールはフクアリ初戦の後半43分勝ち越しゴール!これでヒーローだね、と思ったのもつかの間いつもやられる坂田に同点にされちゃった。
そしてそして忘れもしない11月5日、ナビスコ決勝。白熱の試合、延長後半、巻決めた!と思ったらファール、ノーゴール。そしてPK戦、最後の、これを決めれば優勝というキッカーが巻だとわかった瞬間のJEFスタンドのどよめき。そして歓喜の瞬間。決めてくれてありがとう!巻。それから夢のような一日が過ごせたよ(というか一週間以上反芻してたよ)
この4日後の天皇杯甲府戦での同点ゴールがこのシーズンの最後の得点。(この試合もヒヤヒヤしたなあ。)
押しも推されもせぬ中心選手に成長、代表選出、タイトルも獲得し2006年のあのサプライズへつながる年となった。