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海賊とよばれた男 を読んだ [気になったものアレコレ]

「永遠の0」の百田尚樹の新作。「永遠の0」もうるうると泣いてしまったが、これもそう、何度も。

出光佐三、あのガソリンの出光の創業者の自伝的小説。創業からアジアへの雄飛。敗戦でそれらをすべて失ったところからの再生。タイムレコーダーなし、馘首なし、社員は家族。社員が最高の財産という絶対的な人間尊重、信頼主義。自らのためよりも日本のため、国民のために命をかけて働く「国岡商店」の男達の話です。いくつかのクライマックスシーンでは電車の中でもベッドでもあついものがこみあげてきます。抑えた筆致もいいです。

出光ってちょっと変わった会社だと思ってましたけど、こういう事だったのか。こんなすごい創業者がいたらそりゃそうだ。ガソリンはENEOSのスタンドだったけど次からは出光にするぞ(笑

ちょっと疲れてしまったサラリーマンのおじさんにおすすめ。元気になれるし、なにより、まだまだ働かなきゃ、この国のために、という気持ちにさあせてくれる本です。

海賊とよばれた男 上

海賊とよばれた男 上

  • 作者: 百田 尚樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/07/12
  • メディア: 単行本

海賊とよばれた男 下

海賊とよばれた男 下

  • 作者: 百田 尚樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/07/12
  • メディア: 単行本




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