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「風立ちぬ」を観た 2013年の夏休み⑤ [いわゆる日記]

夏休みの最終日は映画鑑賞。一緒に来た次男君とママは別の映画に。私は宮崎駿の最新作「風立ちぬ」。

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零戦の設計者である堀越二郎と小説「風立ちぬ」の著者、堀辰雄に敬意を込めて、とされたこの作品。関東大震災から終戦までの時代を描きます。

喫煙シーンが多くって某団体が抗議したなんた話題もありました(まあ、昭和の最後くらいの時代でもこんなもんだったと思います。私が社会人になった頃は会社のデスクで普通にモクモクしたてしね)

ジブリ映画というよりは宮崎駿の映画ですね、お子様向けではまったくありません。ストーリー展開の説明もないし、登場人物が自らの心情を話すことも一切なし。カプローニというイタリアのおっさんが夢とも妄想ともいえないシーンで何度も出てくる。零戦は登場シーンはエンディングにちょっとだけ。肩すかしをくったなんてレビューもあります。が、私はぐいぐい引き込まれました。宮崎駿映画の一番だと感じました。私の好きな時代の街並や汽車の描写、祖父が勤めていたと聞く名古屋の三菱重工の光景などもそうですが、なにより夢に向かって一途に生きる、というかそれ以外には興味がない、時には冷たく見える二郎の生き方に共感したからでしょうか。さらに脇の人物も良く描けていて良かった。上司である黒川夫妻、尊敬しちゃいました。

またもう一度じっくり観てみたいと思います。


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